AtoY

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フランスの国宝展

ルーヴル・ランス
2018年6月27日~9月17日
企画展覧会の空間構成とグラフィックデザイン
美術館は新しい作品を収集しその豊かさや特異性をパブリックに公開することで、歴史を更新しながら変化し続ける空間である。AtoYはルーヴル美術館が新たに収集した国宝を初めてパブリックに紹介する展覧会の空間構成とグラフィックデザインを手掛けた。
ルーヴルランス美術館のガラスのパビリオンに既存で配置された3つの円形壁の内側に、新たに少し小さな円形壁を挿入することで玉手箱のような新しい動線を作り出した。自然光を避けるための作品保護も兼ねたこの新たな各円形壁は、作品から想起された色のグラデーションで覆われ、また床には同じ色のカーペットを設けることにより、各円形壁の中がすべて色の違う特異な空間となった。
また常設展である「時のギャラリー」から鑑賞者が自然にこの3つの円形壁内にに導かれるように、時のギャラリーの展示壁と同じ形態の作品説明のパネルを円形壁の外に配置し、2つのギャラリーの繋がりを生み出した。
施主・主催 :
Musée du Louvre-Lens
コミッショナー :
Marie Lavandier et Luc Piralla
面積 :
1000 m²
写真クレジット :
Juan Jerez