AtoY

ARAKI – 荒木経惟回顧展

国立ギメ東洋美術館
2016年4月13日~9月5日
企画展覧会の空間構成
日本人写真家荒木経惟の大回顧展では450を超える写真作品と600冊の写真集が一堂に集められ展示された。展示室のスペースを最大限に使うために、部屋の中央に角度の違う大きなジグザグの展示壁を計画した。この展示壁は入り組んだ導線を作り出し、奇妙なパースペクティブを生み出し、様々な角度からの作品へのアプローチを実現した。
展覧会入口ではアラーキーが現在までに出版した600冊余りの写真集が、奥に行くに従って奥行が狭くなるような緩やかなパースの効いた長い階段上に展示され、日常と違う遠近感覚を生み出す空間が作り出された。
施主・主催 :
国立ギメ東洋美術館
コミッショナー :
Jérôme Neutres & Jérôme Guesquière
コラボレーション :
Serge Damon (照明デザイン),
Pauline Roy (グラフィックデザイン)
面積 :
600 m²
写真クレジット :
Juan Jerez